平口洋の思い/ビジョン 文字サイズ
平口洋

「困難をみんなで分かち合おう」

 昨年の大震災とそれに続く大津波、原発事故から1年が経過しました。死者・行方不明者は2万人近くになり、自宅に戻れず仮設住宅などに居住する方々は30万人にのぼります。改めて、被災地の皆様にお見舞を申し上げます。
 今、がれきの処理が大きな課題になっています。阪神・淡路大震災のときは、1年間でがれきの処理は47%に昇りましたが、東日本大震災では、宮城県5.8%、岩手県8.7%に過ぎず、このままでは、がれきの処理だけで20年近くかかることになります。これでは、復興への道すじははるかに遠いと言わざるを得ません。
 67年前、広島は人類史上最初の原子爆弾が投下され、街はあとかたなく焼失し、70年間は草も生えないだろうと言われていました。しかし、今広島は不死鳥のように見事に復興を果たし、発展への途を歩んでいます。これは、広島の復興発展を支援しようという全国民の熱い願いが実ったものです。
 今回の東北大震災も同じです。東北が発展しなければ日本の発展もありえません。がれきの処理をはじめとした東北の苦しみを全国民で分かち合い、みんなで復興に向けて努力しましょう。
 これが日本人の絆です。

(12年4月9日)

平口洋