平口洋の思い/ビジョン 文字サイズ
平口洋

「若い人の思い」

 自民党はどこから反省すればいいのか—。私が支部長を務めている広島県第二選挙区支部のエリアで活動している若手の県議、市議の方々に話を聞く機会がありました。
 「有権者へのアピールが足りない」。目立ったのはそんな声です。
 人々が共感でき、しかも応援したくなるような政策を求められました。党に闘う姿勢も足りないと指摘されました。
行政や官僚を批判すれば受けるような風潮が強まっています。「当局はけしからん」と言えば拍手喝さいを浴びるようです。喜ばれるのは、財源を無視したばらまきや負担の軽減ばかりです。予算に裏づけられ、実現の見通しを持った政策は地味な色彩が強いだけに、どうしても迫力不足になってしまいました。
選挙にならんとマニフェストは出さんのか、との声もありました。まさにその通りです。特に若い人の声を政策に反映させる努力が足りないと痛感しています。
 選対組織のあり方や街頭活動などについても耳を傾けたくなる提言をいただきました。私のキャラクターをめぐってもアドバイスを受けました。私なりに、自分に合った運動を工夫していきたいと思います。
 自民党政権の末期には、総理大臣が相次いで交代し、年金の杜撰(ずさん)な管理や後期高齢者医療をめぐって反発が強まり、閣僚の不適切発言などで党への信頼が地に落ちました。私自身、100を超えるミニ集会を持ちましたが、「お灸をすえる」との言葉をどれほど耳にしたことでしょう。
 いずれにせよ、政治は主義・主張の世界です。一人ひとりに意見を聞いていただき、多くの人々の声に耳を傾ける事から始めるしかありません。利益誘導はもってのほかですが、有権者が本当に困っていることで相談を受ければ、懸命に動くのが政治家だという信条は変わりません。
鳩山政権になっておよそ5カ月。永年にわたって築いてきた日本の底力を壊す動きばかり目立ってきました。
 政権奪回へ向けて、政策を磨くことから始めたいと思います。

(10年3月1日)

平口洋