「TPP交渉」
TPP交渉について、選挙戦の間は、関税の聖域なき撤廃である限りは反対、と訴えてきました。
その後、自民党が政権に返り咲き、オバマ大統領と安倍首相の会談の結果、聖域はある、との共同声明が出されたことから、交渉に入るのはやむを得ないと判断するにいたりました。
特に政府側としては、今ここで日本が交渉に参加しないと、日本以外の国の間でアジアの自由貿易や共同体のルールが決められてしまう、との心配もあるようです。
東アジアの経済大国・日本としては、むしろ積極的にその中心となり、適切なルールを樹立することが国益にかなう、という議論もあります。
自民党では、日米首脳の声明発表後、ただちにTPP対策委員会(委員長は西川公也衆議院議員)を立ち上げました。私はその中の「TPP21作業分野に対する検討会」の取りまとめ役をおおせつかりました。深夜にわたる討論を行い、交渉参加の発表の前夜には総理に申し入れを行いました。。
平成25年4月